敗者のゲーム チャールズ・エリス 2日目

【運用基本方針】

第一段階

自分自身の長期運用目的の確認と、その達成のために望ましい資産配分比率の策定

第二段階

株式ポートフォリオの構成の決定・・・成長株対割安株、大型株対小型株、国内株対海外株、

第三段階

アクティブ対パッシブ比率の決定

第四段階

個別ファンドの選択・・・多くの時間をかけても長期的には効果が少ない

第五段階

アクティブな運用

 

※運用基本方針には運用収入がどれくらい必要かという内容は記載しない。

 運用収入は増やしたいと思っても確実に増えるものではない。

 経営でいうビジョンが運用収入、戦略がが運用方針のようなイメージ

 

 

運用基本方針についてのチェックポイント

①運用基本方針が投資家であるあなたの長期的ニーズと会うように注意深く設計されているか

②初めての担当者でも、そのポートフォリオを運用し、あなたの意図にあわせられるように方針が明文化されているか

③常識が覆されることが多かった過去50年間、特に2008年を含めた各々の混乱期に運用していたとしたら、あなたは実際にその方針を堅持することができたか?

④もし実行したのなら、その方針によってあなたの目的を達成できたか?

 

 

 

資産運用計画を立てる際の基本問題

①この計画はインフレを考慮したうえで、引退後の適切な生活水準を確実に維持できるものか?

②不意の支出、特に老齢期のものに十分な備えはあるか?

③遺産として用意する金額は、相続人や遺贈先の数、および自分の意図、計画に十分見合っているか?

 

 

インフレ調整後は実質購買力が低下し、資産価値が下がる。

その前提で運用計画を立てる必要がある。

 

長期的に見て、最も重要な投資の意思決定は何かを理解し、それに基づいて行動すること。

①10年以上運用する資産はすべて株式に投資

②2,3年以内の運用資産は現金ないしマネーマーケット資産に投資

 

運用資産の一覧表を用意すること

◆株式、債券への投資残高

◆住宅の実質価値

個人年金、退職制度に基づく貯蓄の残高

 

引退後の収入額を確認

◆年金給付

社会保険

◆資産の運用収益